インターネット検定 ドットコムマスターとは
インターネット検定 ドットコムマスターは、インターネットの仕組みや技術的な知識を体系的に認定する検定試験です。2001年よりNTTコミュニケーションズが主催し、2025年7月以降はNTTドコモビジネス株式会社が引き継いで実施しています。
試験はベーシックとアドバンスの2段階に分かれており、アドバンスはさらに合格点数によって**シングルスター(★)とダブルスター(★★)**の2つの称号が与えられます。ダブルスターはインターネット技術の上級者として認定される水準で、ネットワークエンジニアやIT担当者のスキル証明として活用されています。
特定の業種・業態に偏らない汎用的なインターネット技術の理解を問うため、企業のIT部門・情報システム担当者から学生まで幅広い層が受験しています。
受験資格
受験資格の制限はありません。年齢・学歴・職業を問わず、誰でも受験できます。ベーシックとアドバンスの同日受験・順番受験も可能です。ただし実質的な難易度差があるため、初めての方はベーシックから受験することが推奨されます。
試験内容
試験はCBT(Computer Based Testing)方式で、全国のテストセンターにて随時受験できます。
ベーシック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題数 | 70問 |
| 出題形式 | 択一式(4択) |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格基準 | 700点満点中490点以上(70%以上) |
出題範囲はインターネットの基礎(TCP/IP、ドメイン、メール、セキュリティ基礎)を中心とした実用的な知識です。
アドバンス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題数 | 50問 |
| 出題形式 | 択一式(4択) |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格基準 | シングルスター:700点満点中490点以上 / ダブルスター:700点以上 |
アドバンスはルーティング・スイッチング・セキュリティ・サーバー管理・クラウドなど、より高度な技術知識が問われます。各出題分野ごとに必要最低得点が設定されており、特定分野が極端に苦手だと合格できない仕組みになっています。
合格率・難易度
| 級 | 合格率の目安 |
|---|---|
| ベーシック | 約60〜80% |
| アドバンス★(シングルスター) | 約30〜36% |
| アドバンス★★(ダブルスター) | 約20〜25% |
ベーシックは合格率が高く、インターネットの基礎を押さえれば比較的取り組みやすい試験です。アドバンスはシングルスターでも合格率が30%台と難易度が上がり、ダブルスターはルーティングやセキュリティの実務レベルの理解が求められます。
ITパスポートや基本情報技術者試験と比べると、インターネット・ネットワーク技術に特化した専門性が問われる点が特徴です。
勉強法
推奨学習期間
- ベーシック: 2〜4週間(1日30分〜1時間)
- アドバンス★: 1〜2ヶ月
- アドバンス★★: 2〜3ヶ月
学習の進め方
- 公式テキストで全体像を把握: 出題範囲に対応した公式参考書(NTTドコモビジネス監修)を通読し、TCP/IPやDNS・HTTPなどの基礎概念を理解する
- 過去問・模擬問題で出題パターンを確認: CBT形式の練習問題を繰り返し解き、用語の正確な理解を固める
- 苦手分野を重点補強: アドバンスでは各分野に最低得点基準があるため、全分野をまんべんなく学ぶ
- ネットワーク図を描いて理解: TCP/IPスタック、ルーティングテーブルなどは図示しながら覚えると定着しやすい
おすすめ教材
- 「.com Master ADVANCE テキスト&問題集」(NTTドコモビジネス監修)— 試験範囲を網羅した公式対応テキスト
- CBT-Solutions の練習問題(cbt-s.com)— 本番に近い環境で練習できる
- Ping-t(オンライン問題集)— ネットワーク系の問題が豊富で、アドバンス対策に有効
関連資格
- ITパスポート: IPA主催のIT全般資格。ベーシックよりさらに入門的な位置づけ
- 基本情報技術者試験: IPA国家試験。ドットコムマスターと範囲が一部重なる
- CompTIA Network+: 国際的なネットワーク技術資格
- シスコ CCNA: ネットワークエンジニア向けの国際資格。アドバンス★★合格者が次のステップとして目指すことが多い