合格率: 5級:約80% / 4級:約70% / 3級:約55% / 準2級:約40% / 2級:約25% / 1級:約10%
勉強時間: 約40〜80時間(4級)/ 約200〜400時間(2級)
受験料: 3,960円(5〜4級)〜 8,800円(1〜2級)
ハングル能力検定とは
ハングル能力検定(通称「ハン検」)は、韓国語(ハングル)の読み書き・リスニング・語彙・文法・作文の能力を総合的に評価する検定試験です。特定非営利活動法人ハングル能力検定協会が主催しており、1993年の第1回試験以来、累計受験者数は120万人を超える日本最大規模の韓国語検定です。
5級〜1級の6段階(5・4・3・準2・2・1級)で構成されており、K-POPや韓国ドラマをきっかけに韓国語を始めた初心者から、通訳・翻訳を目指す上級者まで幅広く活用されています。
同じ韓国語の資格に「韓国語能力試験(TOPIK)」がありますが、ハン検は日本語話者向けに設計されており、日本語との対比・文法説明が充実している点が特徴です。就職・進学での評価も高く、大学の単位認定にも広く使われています。
受験資格
受験資格の制限はありません。年齢・学歴を問わず、どの級からでも受験できます。
試験内容
5級・4級(初級)
| 項目 |
5級 |
4級 |
| 筆記 |
40問 |
40問 |
| 聞き取り |
15問 |
15問 |
| 試験時間 |
筆記60分・聞き取り30分 |
筆記60分・聞き取り30分 |
| 合格基準 |
60%以上 |
60%以上 |
3級・準2級(中級)
| 項目 |
3級 |
準2級 |
| 筆記 |
45問 |
45問 |
| 聞き取り |
15問 |
15問 |
| 試験時間 |
筆記70分・聞き取り30分 |
筆記70分・聞き取り30分 |
| 合格基準 |
60%以上 |
60%以上 |
2級・1級(上級)
| 項目 |
2級 |
1級 |
| 筆記 |
45問+作文 |
45問+作文 |
| 聞き取り |
15問 |
15問 |
| 試験時間 |
筆記80分・聞き取り30分 |
筆記90分・聞き取り30分 |
| 合格基準 |
65%以上(作文込み) |
70%以上(作文込み) |
各級の到達レベル
| 級 |
到達レベル |
目安 |
| 5級 |
初歩 |
文字(ハングル)の読み書き・簡単な挨拶 |
| 4級 |
初級 |
日常的な語句・簡単な会話表現 |
| 3級 |
中級下 |
日常的な場面での会話・読み書きの基礎完成 |
| 準2級 |
中級 |
複雑な日常表現・ニュアンスの理解 |
| 2級 |
上級 |
社会的話題の読解・作文・通訳補助レベル |
| 1級 |
最上級 |
文学・専門的な文書の読解・高度な表現 |
合格率
| 級 |
合格率目安(一次試験) |
| 5級 |
75〜85% |
| 4級 |
65〜75% |
| 3級 |
50〜60% |
| 準2級 |
35〜45% |
| 2級 |
20〜30% |
| 1級 |
5〜15% |
2級・1級は作文試験が加わるため合格率が大幅に低下します。1級は毎回合格者が10名前後のこともある難関です。
試験日程・受験料
試験日程
年2回(6月・11月)実施されます。申し込みはハングル能力検定協会の公式サイトから。
受験料(2024年度時点)
| 級 |
受験料 |
| 5級 |
3,960円 |
| 4級 |
3,960円 |
| 3級 |
4,950円 |
| 準2級 |
5,500円 |
| 2級 |
8,800円 |
| 1級 |
8,800円 |
韓国語能力試験(TOPIK)との違い
| 比較項目 |
ハングル能力検定 |
TOPIK |
| 主催 |
日本の民間団体(NPO) |
韓国政府(国立国際教育院) |
| 対象 |
主に日本語話者 |
世界中の学習者 |
| 言語構成 |
日本語での説明・問題あり |
全て韓国語 |
| 活用シーン |
日本国内の大学単位・就職 |
韓国の大学入学・就職ビザ |
| 難易度感 |
日本語話者に比較的取り組みやすい |
国際基準に近い |
どちらも公的資格として認められており、国内就職にはハン検、韓国留学・就職にはTOPIKが有利な場面があります。
勉強法
推奨学習期間
- 5〜4級: 3〜6ヶ月(週3〜5時間)
- 3〜準2級: 6ヶ月〜1年(週5〜10時間)
- 2〜1級: 1〜3年以上(集中的な学習)
効果的な学習の進め方
- ハングルの文字(音節)を完全に習得する(5級向け): 40音+濃音・激音・合成母音を徹底練習
- 基本単語1000語を覚える(4〜3級向け): 「ハン検4級合格単語集」などを活用
- 文法を体系的に理解する: 「〜습니다(ムニダ体)」から「〜아/어서(原因・理由)」まで順番に
- リスニングを毎日する: K-POPや韓国語教材のポッドキャストで耳を慣らす
- 作文練習(2級以上): 課題作文を毎日書き、ネイティブ・先生に添削を依頼する
効率的な単語暗記法
- 連想法: 日本語の音に近い単語から覚える(例:시간=시간→「時間」)
- フレーズで覚える: 単語単体ではなく、実際に使うフレーズの中で記憶する
- フラッシュカードアプリ: Anki等で単語の繰り返し学習
おすすめ教材
- 「ハングル能力検定試験 公式問題集」(ハングル能力検定協会)— 最重要。過去問と模擬問題
- 「ゼロからスタート韓国語」(Jリサーチ出版)— 5〜4級向けの入門書として人気
- 「一発合格!ハングル能力検定試験3・4・5級」(成美堂出版 等)— 中級対策
- 「合格!ハングル能力検定試験」(各出版社)— 準2〜2級の筆記・リスニング対策
- 「韓国語ジャーナル」「できる韓国語」(各出版社)— 語学書全般
資格の活かし方
| 活用シーン |
詳細 |
| 大学の単位認定 |
多くの大学でハン検合格が外国語単位として認定 |
| 就職・転職 |
準2級以上で貿易・観光・エンタメ業界での評価に |
| 韓国旅行 |
旅行での会話・買い物・読み解きに直結 |
| 通訳・翻訳 |
2〜1級レベルで通訳補助・翻訳業務に活用 |
| K-POP・コンテンツ |
歌詞・インタビュー・SNS投稿を原語で楽しむ |
関連資格
- 韓国語能力試験(TOPIK): 韓国政府公認の国際標準資格。韓国留学・就職に必須
- 観光英語検定: 観光業の外国語資格として韓国語と組み合わせて取得する方も
- 中国語検定(HSK等): 東アジア言語のもう一つの定番資格